テムズ河沿い、
サウスバンクと呼ばれるエリアにある
Shakespeare’s Globeにて
”Love’s Labour’s Lost”というお芝居を見てきました。
6月に同劇場で見た”Othello”を
このブログにてご紹介し、
そのときには、ひそかに
「この夏はグローブ座に通いつめようかしら」などと
目論んでいたのですが、
残念ながら、イギリス(ロンドン)に
今年、夏はなく(いや、冗談ではなく、ほんとうに
「夏」と呼べるような気候ではまったくなかったのです…)、
そのため、
屋根のないグローブ座(正確には、屋根のある席はあるのですが…)に
出かけようという気にはなかなかなれませんでした。
でも、9月に入り、
爽やかな秋晴れが続き、
今年のグローブ座のシーズンが終わってしまう前に
もう一度…と思い、見て来たのが
”Love’s Labour’s Lost”です。
喜劇ということもあってか、
テンポもかなり早く、また、
台詞も難しい言葉が多かったりして
おおまかなストーリーはわかっても
ディテールを理解するのには
遠くおよばなかったのですが
それでも、やっぱり、今回も
おおいに楽しい時間を過ごすことができました。
今回、特に目がいったのは、
役者さんたちの衣装ひとつひとつ。
ドレスはもとより、バッグや靴の
小物にいたるまで
なんと細やかで、細部に気を配って
作られているのか…と、
ついつい、レースの襟、革のバッグの留め方、
帽子のへり…などなど
見つめてしまいました(これも、舞台と観客との距離が
とても近いからこそできることですが)。
グローブ座での
シェークスピアのお芝居の楽しみ方って、
ほんとうに色々あるなぁ、と
あらためて感じた今回の観劇。
役者さんと観客が一体になった感覚も素晴らしいし、
ロンドン観光をするのなら、
ぜひおすすめしたい場所です。
2007年のシアターシーズンは、
10月7日で終了なので
「グローブ座体験」をなさりたい方は
チケット予約を急いだほうがよさそうです。
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