シェークスピア・グローブ座
にて『オセロ』を観てきました。
グローブ座内には
これまで２度ほど入ったことがあったのですが、
どちらもシアター内で開催されたイベントに
出かけただけだったので、
実際にここでお芝居を見るのは初めて。
この劇場は
屋外劇場（屋根のある部分もありますが、
Yardと呼ばれる、舞台のすぐ前の部分は
屋根のない空間です）で、
ここで舞台が上演されるのは、
毎年夏の間（今年は５月から10月初めまで）のみ。
今回はこの劇場での
初めての観劇だったため、どこの席がよいかは
ちょっと見当がつかず、まずは
５ポンド（ロンドンで映画を見るより安い！）の
Yard(立ち見席）で試してみることにしたのですが、
これが大正解！ でした。
まさに役者さんたちの「つば（＆汗）かぶり 」状態で
役者さんの体の震えまで伝わってくるような感覚。
『オセロ』はシェークスピア劇の中でも
上演時間が長いことで知られる舞台らしく、
１回の休憩をはさんで、約３時間以上立ち続けて
観ているのは、さすがに足が疲れましたが、
それでも、頑張って見続けたい！ と思わせられる、
舞台に自分が吸い込まれるような気持ちにさせられた
お芝居で、
最後の場面では
思わず涙があふれてきました。
当然のことながら英語のみで、
テンポも早く、
また、シェイクスピアのお芝居なので
その台詞まわしがキーになってくることも
あり、まったく英語がわからないと、
ちょっとつらいかな（？）という気もするのですが
（わたしももちろん、事前にあらすじや
人物の名前などを教えてもらっていなければ
ほとんど理解できなかったかも？ と
思います…。
なので、舞台を見終わったあとに
プログラムを買って、あらためて
ストーリーなど、確認しました 笑）
それでも、
舞台の雰囲気（観客たちの様子も含めた
劇場全体のムード）、役者さんたちの熱演ぶりを
肌で感じられるという楽しみがあるので、
興味のある方は
ぜひこの夏の間に
「シェークスピア体験」してみることを
おすすめします。
（ちなみに、このシーズンの上演作品は
５つありますが、そのうち３つがシェークスピアの作品、ほかは
それ以外のものになります。
また、上演日、時間、演目は
グローブ座のウエブサイトで確認できます）
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