イギリス人のパブ好きは
よく知られていることだと思いますが、
友人、知人など、
2人以上でパブに出かけたときの
「お約束」を
皆さんはご存知でしょうか。
パブでは、バーカウンターで飲み物を注文しますが
そのときには、
仲間内の一人が
全員分の飲み物を注文します(あまりに大勢のグループの
場合には、何人かで数人分の注文を分担することも
ありますが…)。
そして、支払いはすべて
注文した人がすませます。
で、つぎに2杯目を注文するときには
別の誰かが、みんなの注文を聞いて
バーカウンターに行き、注文と支払いをします。
これはRound(ラウンド)と呼ばれる
イギリスのパブでの社交ルール(?)。
つまり、いちいち割り勘にするのではなく、
お互いに飲み物を順番におごりあうのです。
ちなみに、たとえば上の写真。
グラスが5つ並んでいますが、
ここでのメンバーは3人。
これは、
3人とものグラスがすべて空になるのを
待つのではなく、
次のラウンドの人は
たとえば自分のグラスが空になっていなくても
周りの誰かがすでに
グラスをあけてしまっているようなら
それぞれに2杯目を買ってくる…ことによって
起こった状況です(つまり、まだ1杯目を
飲み終わっていない人は
2つのグラスの飲み物を
目の前に置いている、ということです)。
もちろん、
「次、何飲む?」と
聞いたときに
「まだ、今は大丈夫。
あとでいいよ」という人もいますが、
グラスの中の残りが
約半分以下になっていたら
だいたいの人は次のお変わりを注文するでしょう(これは
別にぬるくてもオッケーなビールを頼む場合だけでなく
ラガーや、エキストラコールドのギネスであったとしても…です)。
知らないと、
いつも誰かにビールをおごってもらってばかり…と
いうことにもなりかねないこの習慣(でも
おごってもらってばかりだと、
「ルールを知らないヤツだなぁ。」なんて
ちょっと思われてしまうかも? ちなみにわたしは
この習慣を知ってからも、
自分があまりたくさんは飲まないせいもあって
いつもおごってもらってばかり…。
でも、最近は、それではいけない…と
なんとかround参戦するように
こころがけています)。
話が盛り上がっている途中で
みんなの次の飲み物の注文をきくタイミングが
難しい、という人は
まずはパブに入ってすぐの
1杯目を自分から進んで支払うのが
簡単かもしれませんね。
ちなみに今日のブログのタイトルにした
“Whose round is it?” というフレーズ、
友だち同士でジョークで使うことはあっても
普通は使いませんので、
ご注意を。
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