ロンドンのギルドホール・アート・ギャラリーにて開催されている
Unseen City: Photos by Martin Parrを見てきました。
マーティン・パーは、マグナム・フォトの一員でもあり
多くの写真集を出版している
現代の英国で最も有名な写真家の一人です。
「ドキュメンタリー写真家」として
さまざまなテーマで作品を撮っていますが
私が特に好きなのは、
一般のイギリス人たちの日常、普段の様子、表情を
クローズアップで
しっかりと写し取った写真。
思わずにやりとしちゃったり、吹き出してしまうような写真。
とてもとても「イギリスらしい」場面や人の表情を
切り取っているのです。
2014年にサイエンス・ミュージアムで開催された
彼がキュレーションを行い、自身の作品も発表した
展覧会‘Only in England’が素晴らしくて
またぜひ彼の作品を生で見たいと思っていました。
今回の展示は、普段「シティ」と呼ばれる
City of Londonの様々な行事や儀式、晩餐会等の様子を
その舞台裏も含めてマーティン・パーが
ドキュメントした写真が並んでいます。
通常、一般の人はあまり見るチャンスのない場面ばかりなので
‘Unseen’という言葉にも納得がいきます。
記念写真とは違う、
でもきっと記念写真以上に
記憶に残る写真……そんな気がします。
実は、現在バービカンで
これまた彼のキュレーションによる面白そうな写真展
‘Strange and Familiar:
Britain as Revealed by International Photographers’
が開催されています。
こちらもぜひ会期中に行ってみたいと思います。
*Unseen City : Photos by Martin Parr
会期:7月31日まで
場所:Guildhall Art Gallery, London EC2V 5AE
入場料:5ポンド
*日々の仕事、近況、撮影した写真などを
facebook「マクギネス真美」ページに
掲載していますので、
よろしければそちらもご覧くださいね。
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