俵万智さん原作『TANKA』

magma

11月11日、日本では
歌人、俵万智さんの小説『トリアングル』 を原作とした映画
『TANKA』が初日を迎えたそうです。

My Workのページでご紹介しているように
わたしは、俵万智さんの単行本の編集を
担当させていただいたことがあります。

そのご縁もあって、
少し前に、
イギリスで発行されている詩の雑誌『magma』34号
俵さんの特集を組みたいという
magma編集部からの依頼を受けて、
俵さんに短歌作品掲載のご依頼をし、
雑誌に掲載する短歌を選首していただくと同時に、
日本の短歌についての概説を書いていただく、といった
やり取りのコーディネイトをしました。

俵さんの作品は、すでにアメリカやロシアなどでは
紹介されていたようですが、
イギリスではこのmagmaでの特集が
初めてのフィーチャーだったとのこと。

当時、ちょうど俵さんの新作歌集
『プーさんの鼻』(文藝春秋)
プーさんの鼻

が発売されたばかりという
タイミングでもあり、
文藝春秋社のご好意で、
雑誌に掲載する俵さんのポートレート写真を
お借りすることもでき、
充実した特集ページになりました。

イギリスの詩人たちからは
「彼女の詩はとてもシャープで、いい」といった
感想が聞かれ、また、
短歌という、日本の伝統的な詩のスタイルは
イギリス詩人たちの興味を
多いにひいたようでした(ちなみに短歌は
イギリスでも多少は知られていますが、
俳句のほうが有名です。イギリス人の中にも
英語で俳句を作る人はたくさん存在します。
また、短歌は
俳句の一部として捉えられている場合もあるようです)。

さて、その俵万智さんが
初めて書いた小説が映画になったというのですから、
わたしとしては、ぜひ作品を見てみたいと思うのですが
日本で公開されたばかりなので
そのチャンスはもう少し先になりそうです。

もし、どなたか映画を見たという方が
いらっしゃいましたら、
感想をお聞かせいただけたら
うれしいです。

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