毎年開催されているOpen House Londonという
イベントが、今日と明日の2日間
行われています。
これは、ロンドンにある歴史的建築物や
モダンなビルディング、
普段は一般に公開されていない建物などを
この週末に限って、無料で公開するというものです。
今日は
そのプログラムのひとつとして一般に公開されている
Buddhapadipa Thai Templeという
タイ様式の寺院を訪ねました。
タイが大好きで
渡英前は何度もタイを旅していたこと、
仏教(タイの仏教は、日本の仏教とは別の
テーラワーダ仏教)に興味があることもあり、
ぜひ、このお寺を訪ねてみたいと思っていました。
訪れたのは夕方も近くなった頃。
訪問者はほかにも数名いたものの、
オープン・ハウス・デイだからといって
混雑している…ということはなく、
一歩、寺院の敷地内に入ると、
「ピースフル」という言葉が
ぴったりの、
おだやかな空気が漂っていて
目を閉じると、
外で遊ぶ子どもたちの声と
鳥の声だけが聞こえてきました。
圧倒されたのは、
寺院内の壁画。
仏陀の一生を描いた絵が、隙間なく
描かれているのですが、
15人の画家が3年半をかけて描いたというそれは
繊細で優美、そして力強く、
艶やかで幻想的な色彩。
そして、
なんともユニーク(特別)なのが
その壁画に、
仏陀とともに描かれている幾人もの
有名人たち。
マーガレット・サッチャー、画家のゴッホ、
マザー・テレサ、果てはスーパー・マンまで…。
この壁画を見ているだけでも
あっという間に何時間も経ってしまいそうでした。
ぜひ、この壁画の素晴らしさを
ご紹介したいのですが、
残念ながら(当然ながら?)、寺院内の写真撮影は
禁止されていますので、ブログで壁画の写真を
ご紹介することができません。
ご興味のあるかたは
ぜひ実際に寺院にお出かけになってみてください。
オープン・ハウス・ロンドンは今週末のみですが、
寺院は普段の週末にも訪れることができ、
また、火曜、木曜にはメディテーションの
コースも行われています。
*Buddhapadipa Thai Temple
14 Calonne Road, Wimbledon
London SW19 5HJ
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コメント
まみさん,お久しぶりです。
今回のブログ,読んでいるだけでその情景が目の前に浮かんでくるようです。是非一度伺ってみたいと思います。良い場所をご紹介頂いてありがとうございます。
今年は、アルゼンチンの大使館とケンティッシュ・タウンにあるギャラリーに行ってきました。地図とにらめっこをしながら建物を探していると、ふと小学生の頃に参加したオリエンテーションを思い出しました。
まみさんは、他の建物も見に出かけられましたか?
Kazuさん、コメントありがとうございます。
Kazuさんも、オープンハウスに出かけたのですね。普段はそばを通っても気づかいないような建物を、改めてじっくりと見られる、よいイベントですよね。アルゼンチン大使館だなんて、どんな建物なんだろう? 来年は行ってみようかな?
わたしは、ほかにRose theatreという、エリザベス時代の、(マーローやシェークスピアの芝居が行われた)最も古いと言われるシアターの跡地を見てきました。その場所の維持のために、多くのボランティアの方がシアターの存在を一般に知らせる活動をしているみたいです(今度ぜひブログにてご紹介したいです)。
ロンドンでこうしたイベントが行われるのはいいですよね。
空気は冷たいけれど、珍しく秋晴れの続くこの9月、ついお出かけしたくなるのはわたしだけでしょうか?(笑)
そうそう、ブログでご紹介したタイ式寺院は、そこだけがまるで別世界のようでした。近かったら、毎週でも行きたい場所です。よかったらぜひお出かけくださいね。