『SKYWARD』にてご紹介した
ファッション・デザイナー、ポール・スミス氏の展覧会
‘Hello My Name is Paul Smith’のオープンにあたって開かれた
メディア・ビューに参加してきました。
さすがポール・スミス氏の人気はたいへんなもの。
会場には世界各国からのメディアが集まってきていて、
ポール氏は写真撮影やインタビューに次々と応えていました。
その様子を拝見しながら、
彼の魅力は
ファッション・デザインだけにとどまらず、
その人柄も、多くの人々をひきつけているに違いない、と実感。
よい表情をつかまえようと、並んで待っているカメラマンの集団に対して
端から順番に少しずつ顔を動かしながら
(時折おどけた表情をまぜながら)
できるかぎり全ての人たちにシャッターチャンスが
いくようにと気を配る様子も素敵です。
さて、展覧会では、
本やオブジェが所狭しとあふれるポール氏自身のオフィスの様子や、
これまでのポール・スミス・コレクションのアーカイヴ、
他企業とのコラボレーションによる製品や
本社デザインルームが再現された部屋、
彼がコレクションしてきた絵画、写真など
数多くが展示され、
この世界的に有名なファッション・デザイナーの
クリエイティビティの源泉、そしてその表出の
両面を垣間みることができるようになっています。
現代テクノロジーを使って
布地にあらゆる図柄をプリントするのと同時に
スーツなどの仕立てには、
クラフトマンシップを生かした質の高さにこだわる…
そんな姿勢は
なぜかウィリアム・モリスを想像してしまいました。
彼をファッションへの道へと誘った
奥様への愛情を感じさせる展示もあり、
とにかく「ポール・スミス・ワールドへようこそ!」と
いった感じの展覧会です。
ちなみにわたしは
この展覧会をみた後、
どうしてもポール・スミス・ショップに行きたくなって
コヴェント・ガーデンにある店舗を訪ねました。
(残念ながら購入はしていませんが…)
そう、これを見ると、彼の服を買いたくなる…という
ちょっと危険な(?)展覧会でもあります(笑)。
開催期間は来年3月9日まで。
開催場所のデザイン・ミュージアムは
テムズ川沿いの
とても気持ちのよい風景の場所にありますので
ロンドンにいらした際には
ぜひ立ち寄ってみてください。
ポール・スミス氏のウエブ・サイトでも
展覧会のことが紹介されています。(→こちら)
*Hello My Name is Paul Smith
開催場所:Design Museum
住所: Shad Thames, London SE1 2YD
オープン時間:10:00〜17:45
ウエブサイト:designmuseum.org
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よろしければそちらもご覧くださいね。
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