これはイギリス在住の方のみへの
お知らせになりますが…。
今日、午後10時より、Channel 4にて『Exodus』という映画が
放映されます。
イギリスのマーゲイトという街にて撮影された
この映画は、
聖書の中の『Tower of Babel』に構想を得た物語。
ロンドンのような
コスモポリタンな場所に暮らしていると
違う言葉を話し、違う文化、習慣を持つ人々が
どのようにしたら理解しあえるのか、
あるいは理解しあうことは不可能なのか…といったことを
考えずにはいられないはず。
また、わたしたち人間は
どうして今だに戦争をして、
殺しあいを続けているのか…
どうして人が人を差別するのか…
もし、一度でもそんなことを
考えたことがある方には
ぜひこの映画を見ていただきたいです。
実は、オスカー受賞者でもあるこの映画のプロデューサーが
わたしにとっては、
イギリスでの大切な家族のような存在ということもあり、
この映画で、
人種の違う様々な国籍の人たちの声の収録が必要だという際に
その録音現場にお邪魔させていただきました。
（実際には、映画には中国人はでてきても
日本人は登場していないので、
わたしの声はカットされてしまいましたが。笑）
そのようなご縁もあり、
関係者用の試写会にて
少し前に作品を拝見しました。
試写会場では
上映の後、
しばらく席を立つのがためらわれるような気分でした。
監督Penny Woolcockさんの強い思いが
伝わってくる、
激しく胸につきささるような映画です。
（この監督、話し方もとてもやさしく、しとやかな方なのですが
その静かな物腰の奥に備えた
情熱が、映画を通じて伝わってきます。
監督のインタビューはこちらからどうぞ。）
わたしも今夜、再度この映画をみるのを
楽しみにしています。
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