『AGORA』1・2月合併号の
「English Sparkling Wineーー女王陛下の『泡』」という特集にて
取材コーディネートをさせていただきました。
タイトルを聞いて、
「イギリスのスパークリング・ワイン?」と
驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんね。
イギリス人でも、
イギリスで素晴らしいワインが作られているということを
知らない人も多いので、無理もありません。
でも、実は、イギリスのスパークリング・ワインは
このところ大注目の存在なのです。
この特集では
その「泡」が作られている現場である
ヴィン・ヤードやワイナリーをはじめとして、
ロンドン内でイングリッシュ・スパークリング・ワインが飲める
バーやレストラン、ショップなどもご紹介しています。
取材時、編集担当のHさんは、
インパクトのある
「イギリスらしい風景の中にあるブドウ畑」の写真を
巻頭ページで見せたい、と
イメージにあったシーンを
各取材場所で探していらっしゃいましたが、
思うような景色が見つかりませんでした。
世界中のヴィン・ヤードやワイナリーを取材していらっしゃる
ワイン・ジャーナリストのU氏が指摘なさって気づいたのですが、
イギリスは、どこもかしこもヘッジ(Hedge)で囲まれていて、
道路からブドウ畑を見渡すというのが
まず無理なのです。
また、規模的にも
ブドウ畑の面積が小さいところがほとんどで
見渡す限りさわさわとブドウの葉が揺れていて、
その遠く向こうに、イギリスらしいコテージや
マナーハウスなどが見えている…といったシーンには
なかなか出会えないのでした。
でも、Hさんの粘りと願い(?)が通じたのか、
最後の最後に
アポ無しで(!)
直接訪問させていただいた場所で
「イギリスらしい風景の中にあるワイン畑」を
撮影することができました(良かった〜)。
さて、ワイン好きの方はご存知かもしれませんが、
世界でも最も権威のある
ワイン&スピリッツに関する教育機関「WSET」はイギリスにあります。
また、イギリス人は大のワイン好きです。
そして、今やイギリスのスパークリング・ワインは
シャンパーニュに匹敵するほどの
品質だというのです。
どうですか?
イングリッシュ・スパークリング・ワインを
飲んでみたくなりませんか?
特集では12ページにわたって、
イングリッシュ・スパークリング・ワインの歴史や
それに関わる方々の情熱、その物語、
そして未来への期待が
語られています。
『AGORA』はJALカード会員誌なので、
残念ながら一般書店では購入できませんが、
もしどこかで見かけたら
ぜひお手にとってみてください。
このブログでも
取材こぼれ話として
イングリッシュ・ワインのワイナリーなどについて
少しずつご紹介できたら…と思っています。
(今回の取材では訪ねていませんが、
2008年に、サリー州のワイナリーを訪問したときの
ブログ記事もよろしければどうぞ。)
*AGORAウエブサイト:http://www.jalbrand.co.jp/agora