Actually

羊

これまで、取材のためにたくさんの人に出会いました。

年齢も、職業も、国籍も、性別も、住むところも違うけれど、
人に出会って
いつも思うのは
人って、
やさしくって、あったかくって、情熱的で素敵で、
そして、
人生にはいろんな生き方があるのだということ。

苦しいことも、泣いたことも、
我慢しきれなかったつらいことも、
その人が生きてきた中には
きっとたくさんあっただろうに…
でも、
笑顔で取材にこたえてくれた人。

この人の素敵さを、想いを、
どうやったら読者に届けられるだろうか…と
原稿を書き始める前は
心臓からちょうど鎖骨の下あたりまで
いっぱいものがつまったような感じになり(多分
それは、お話を伺った人の想いが
そこにたまっているのだと思う)、
原稿の書き出しをどうするか、
締めくくりはどんな言葉にするか…などと考えて
頭がぐるぐる。。。
夢の中でも原稿の書き出しを考えていたりします。

横断歩道のところで立ち止まっているときに
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」と
なかなかいい感じに思える一文が浮かんだりすると
うれしくなって
思わず、まだ青に変わる前の信号を
渡りそうになったりして…。
でも、そんなときには
だいたいメモ帳なんてもっていないので、
加齢とともに若干ガタがきている記憶力(の悪さ)も手伝い、
家にたどり着いた頃には
すっかりその文章は頭から消え去っているのですが。。。

。。。ところで、
わたしの中では
原稿を書くというのは、
「鶴の恩返し」のイメージです(もちろん、
原稿のテーマや内容にもよるのですが)。

取材先の方からいただいた
情熱、想い、大切な時間を、
どうやったら素敵なページにできるか…。
できあがったページを見た読者の方に
取材相手の方の想いが
少しでも伝わりますように…と、祈るような気持ちで
機を織るかわりにキーボードに向かう。

なんて、ちょっとヘンかしら。

コメント

  1. アベマユ より:

    mamiさんの気持ちは
    ちゃぁんと届いています。
    ブログを読むたびに
    幸せな気分にさせてもらっているんですよ。
    mamiさんが丁寧に人と接しているから
    たくさんの物を受け取れるのでしょう。
    私も大切なものは心の中にあるって信じてます。

  2. mami より:

    アベマユさま、
    あたたかいコメントをどうもありがとうございます♪

    おっしゃるとおり、
    大切なものは、
    きっと心の中に…どの人の
    心の中にもあるのですよね。。。

    。。。こうやってブログに素敵なコメントを
    いただけるのも、
    わたしにとって、
    とてもとてもうれしいことです。
    ブログでも、できるだけ
    少しでも、楽しいことや、
    ハッピーなことや、
    くすっと笑っちゃうことを
    お伝えしたいと思っています。

    これからも
    よかったら
    ときどきのぞいてやってくださいませ。。。

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