ロンドン・アイ(London Eye)

ロンドンのテムズ河沿いにそびえる
大きな観覧車、ロンドン・アイ

これまでに、10回以上はこの大きなカプセルに
乗り込んで、ロンドンを見下ろしました。

。。。日本で貯めてきた貯金を切り崩しながら生活をしていた
ロンドンでの学生時代。

日本から、友人や家族が遊びに来てくれる度に
リクエストに応えて
この観覧車に乗っていたのですが、
日々、お金を切り詰めて生活しているわたしのこと(そして、
ロンドン・アイの搭乗値段が安いものではないこと)を
よく知っているランドレディー(大家さん)が
あるとき言いました。

「今度からは、『わたしはもうロンドン・アイには
何度も乗ったことがあるから、
下で待っているわ』って言えば。そうすれば、
お金を使わずにすむじゃない」

たしかにそれはよいアドバイスだったのかも
しれないのだけれど、
結局、わたしはいつも
みんなと一緒にこの観覧車に乗っていました(その後
数日は、朝昼にリンゴをかじる暮らしが
続くことになっても…笑)。

だって、このカプセルから見下ろすロンドンの街は、
それが昼間だろうと、夜だろうと、
晴れていようと、曇りだろうと、
なんだかまるでお話の世界のようで
それはそれは、すうすうとすいこまれそうな様子なのです。


そして、その風景を
自分の大切な人と一緒に眺められるのは
なにより贅沢でしあわせなひとときなのです…。

。。。この間、久しぶりにこの観覧車に乗ってみて
今までここから
一緒にロンドンの景色を眺めた大好きな人たちのことを
思い浮かべました。

そして、この短歌も…

観覧車回れよ回れ想い出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)
(栗木京子『水惑星』)

。。。この観覧車のカプセルはかなり大きく、
一度に20人くらいの人が
同じカプセルに乗ることになりますが、
グループやカップルでの貸し切りもできます。
(詳細はウエブサイトをご覧ください。)

結婚式もできるようなので、
ちょっと特別な結婚式を希望の方は
ロンドン・アイでのウエディング、も素敵かもしれませんね。

*London Eyeへの搭乗はオンラインでも予約できます。
ウエブサイト:http://www.londoneye.com(英語)

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コメント

  1. DAD より:

    なんか切なさと、mamiさんの強さと。
    きもちのいい眺めですね。

    きもちのいい。

  2. yoko より:

    私も御一緒させていただきましたね〜。
    あのあと、リンゴ生活だったとは、、、
    全然気づかず、ごめんなさい。

    それにしても、ホントにいつ乗っても、
    ロンドン・アイはいいですよね〜。
    うれしくて、楽しくて、感動して、
    そして、ちょっと切なくて。。。。

    教えて下さった短歌が心に染みます。

  3. kyou より:

    素敵ですね。

    いっかご一緒したいです。

    ロンドンアイでお誕生日会もいいですね。

  4. mami より:

    コメントありがとうございます。

    DADさま – ロンドン・アイから見るロンドンは、いつも見知ったロンドンとは、ちょっと違った顔をしています。でも、それは、やはりわたしが異邦人だからなのかもしれません。

    yokoさま – 『トリツカレ男』のペチカも「リンゴ生活」でしたからね〜。結構、詩的なものですよ、「リンゴ生活」も(笑)。
    短歌は、わたしが高校生の時からずっと好きで、記憶力にかげりの見え始めた近頃でも、この歌だけは覚えているのです。きゅんとくる歌だと思いませんか。

    kyouさま – ほんと、ぜひいつかご一緒いたしましょう! お誕生日会だなんて素敵でしょうね。「ロンドン・アイ貯金」はじめなくちゃ。

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