FM COCOLOという大阪のラジオ局の
「SATURDAY AMUSIC MORNING」という番組にて
毎月第3土曜日に
約3分間ほど、UK最新情報をお伝えしています。
前回はロンドンの自然史博物館に登場した
シロナガスクジラの標本「ホープ」についてご紹介しました。
このクジラは、
以前あった恐竜ディプロドカスの骨格標本
「ディッピー」に代わり、今年の夏に登場しました。
シロナガスクジラは、捕獲により、
20世紀に入って絶滅の危機に瀕しました。
35万頭から400頭近くまで減ってしまったといいます。
そこで1966年世界的に捕獲が禁止されることになります。
そのおかげもあり
21世紀初めには、約2万5000頭くらいまで
生息数が増えたようです。
この標本が希望という意味の「ホープ」と名付けられたのは、
シロナガスクジラの存在が
自然界の未来にむけた
希望の象徴だからでしょう。
恐竜のディッピーは地面に立っていましたが、
ホープは天井から吊るされる形で展示されています。
正面から見ると、大きな口を開けてこちらに迫ってくるようで、
ちょっと怖い気もします。
ホープが展示されているエントランスホールは
吹き抜けになっています。
なので、階段をのぼっていくと、
このクジラを横から、斜めから、
そして後ろからと360度の方向から見ることができます。
後ろ姿もなかなかです。
真下から見ることもできますよ。
ちなみに、自然史博物館は
とても人気の観光名所です。
世界中からの観光客で賑わうのはもちろんですが
学校の休み時期には
子ども連れの家族で大混雑します。
また、ホリデー時期でなくとも
週末にはたいてい入り口に長い行列ができます。
入り口正面からホープが迫ってくる姿を見るには
Cromwell Road側の
エントランスから入るのがおすすめですが、
こちらの入り口はとにかく混み合って、
長い長い行列をしなければならないことも。
もうひとつあるExhibition Roadの入り口からだと
並ぶ時間が少なくてすむことが多いので
博物館へはこちらから入って
ホープの展示されているホールまで
ぐるっと歩いて回る、
という手もあります。
クリスマスの近づいた今の時期は
博物館の建物のすぐ横に
大きなクリスマスツリーが飾られた
屋外スケートリンクがあります。
自然史博物館は
大人も子どもも一日たっぷり楽しむことのできる
おすすめの場所ですよ。
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