JALの機内誌『SKYWARD』4月号の‘Bookmark for Traveler’にて
Covent Garden May Fayre & Puppet Festivalを
ご紹介させていただきました。
このフェスティバルの主役は「パンチ&ジュディ」と呼ばれる人形劇。
元はイタリアから伝わったとされるもので
ロンドンでの初演は1662年5月9日という記録が
サミュエル・ピープスの日記に残っているそうです。
(そのため、イギリスではその日がパンチの誕生日とされ、
毎年、その誕生日に近い日曜日に
パンチ&ジュディの初演が開催された
コベント・ガーデンでフェスティバルが開かれています。)
この人形劇は箱型をしたブースが舞台。
その下の部分に人形を操る人が入り、
ひとりで劇に登場する全ての役を演じます。
パンチとジュディは夫婦で、
奥さんのジュディが赤ちゃんをパンチに預けるところから
ドタバタ喜劇が始まります。
赤ちゃんを放り投げたり、
こん棒で登場人物が叩き合ったり……と
ちょっと「ポリティカリー・インコレクト」な展開のため、
一時期は「子どもに見せるのはどうか」などと言う人もいたようですが、
何と言っても古くから続く娯楽。
そう簡単になくしたりはしたくない人も多いようで……。
年配のイギリス人たちにとっては
お祭りや、ホリデーシーズンの海水浴場などで見たという
懐かしの娯楽であり、
今でもやっぱり子どもたちに人気なのです。
さて、その「パンチ&ジュディ」がたくさん集まるフェスティバルが
今度の日曜日、コベント・ガーデンにて開催される
Covent Garden May Fayre & Puppet Festivalです。
ナンセンスな笑いの好きな方、
子どもたちに混ざって地面に座って
イギリスの伝統文化(元はイタリアからきたものですが!)を
楽しんでみてはいかがでしょう。
(今度の日曜日はお天気もよさそうですしね!)
*The Covent Garden May Fayre & Puppet Festival
ウエブサイト:http://www.alternativearts.co.uk
場所:St Paul’s Church, Bedford Street, London WC2
日時:5月8日 11時〜(人形劇は12時半以降)
料金:無料
*日々の仕事、近況、撮影した写真などを
facebook「マクギネス真美」ページに
掲載していますので、
よろしければそちらもご覧くださいね。
*メールでのメッセージ、
取材、撮影、翻訳等、
お仕事のご依頼はこちらからお願いします。