第4の台座@トラファルガー・スクエア(The new Fourth Plinth commission, Hahn/Cock)

ロンドンでも最も有名な観光名所のひとつ、トラファルガー・スクエア。

その広場にある第4の台座と呼ばれる場所に
現代アートの作品が飾られていることは
このブログでも何度かご紹介し、
こちらのコラムでも、
歴代の作品を画像とともにご紹介しました。

さて、その場所に7月25日、新しい作品が登場しました。

ドイツ、エッセン出身の彫刻家Katharina Fritschさんによる
‘Hahn/Cock’という作品で
真っ青な鶏です。

この作品を見たとたん「イヴクラインブルー」
思い浮かべました。

深く、濃く、そして鮮やかさえを秘めたこの「青」は
ロンドンのグレイな空にとてもよく映えるような気がします。
(写真を撮ったのは、珍しくお天気のよい夏日だったので
青空ですが…汗。)

わたしが第4の台座に据えられるアート作品に
強く興味を覚える理由のひとつは、
この場所が、
数々の名画を収蔵、公開しているナショナル・ギャラリーの
目の前にあるということも関係しているかもしれません。

すでにある程度評価の定まった(名画とされる)
ラファエロやゴッホなどの作品が大切に保管されている
有名な美術館の前に
現代アートの作品が、雨風にさらされる屋外に
設置されている…。

こういうところが
ロンドンの良さだなぁ、って
第4の台座を見るたびに
なぜがうれしくなるのです。

今回の作品の展示期間は18ヶ月の予定とのことですので
期間中にロンドンにいらっしゃる方は
ナショナルギャラリーとともに
ぜひこの鶏さんにも立ち寄ってみてくださいね。

*以前の「第4の台座」作品については以下の記事でご紹介しています。
●トラファルガー広場にも…「パブリック・アート」の楽しみ
●The Fourth Plinth Project
●第四の台座@トラファルガー・スクエア

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掲載していますので、
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