*書籍/Books

『ハッピー ハッピー ロンドン』
(ハッピーハッピーロンドン取材班:編 双葉社:刊)

●「女の子のためのホンネのガイド」の執筆を手がけました。ファーマーズマーケット、ガーデニング、花市場、アート、おすすめのお土産、イギリスの人気プディングの作り方、フローティング、リトルインディア、タダでゲットできるお得なロンドン情報、ロンドンで今一番おしゃれなフラワーショップ、アンチエイジングのスーパーコスメなどなど、今,注目の「グリーン」なテーマを中心に、ロンドンのあらゆるものを、エッセイ形式で綴っています。わくわく楽しみながら取材をした様子が行間から伝わって、同じような「ハッピー」を読者の皆さんにも体験していただけたらなによりうれしいのですが…。

『イラクサの小道の向こう』
(並木容子:著 アノニマ・スタジオ:刊)

●『英国、花からはじまる旅』に引き続き、著者・並木容子さん、写真家・高橋京子さん、編集者・渡辺尚子さんとのチームで、イギリス、コッツウオルズのブロックリーという村を取材してできた本。フローリストの並木さんが「花」を通じて出会い、見て、感じた、ブロックリーの美しくやさしい人びと、風景を、洗い立てのリネンの手触りのような、柔らかで清々しい文章で綴っています。人との出会いや出来事をこんなふうに感じ取れる並木さんだからこそ、彼女のフラワーアレンジやブーケがあんなにも人のこころをうつのだろう…と感じさせられる、あたたかな本です。また、高橋京子さんの写真からは、取材したときの風の匂い、人々の笑い声までが聞こえてきそう。イギリスを訪ねたことがない方にも、ぜひ手にとっていただきたい一冊です

『英国、花からはじまる旅』
(並木容子:著 アノニマ・スタジオ:刊)
英国、花からはじまる旅
●イギリスに何年も通いつめ、イギリスに対して深い愛情を抱いている、東京・吉祥寺の花店ジェンテの並木容子さん、そして、いつも丁寧に、思いをこめて雑誌や本づくりに取り組んでいるフリーランス編集者の渡辺尚子さん。このお二人と、イギリスのことを「花」を通じて色々伝えられたらいいね…と話していたことを、並木さんの最初の著書である『日々のくらし、日々のはな』の出版元アノニマ・スタジオさんによって本にしていただくことができました。並木さんの、人柄通りのあたたかい文章と、フォトグラファー高橋京子さんの、これまたあったかーくて、思わず顔がほころんでしまうような、愛らしい写真による、ちいさくて、でも宝物のような本。ページの端からはしまで、みんなでこころを込めてつくった1冊なので、この本づくりに参加できたことはほんとうにうれしかったです。

『花束のように抱かれてみたく』
(俵万智・稲越功一:著 同朋舎出版:刊)
花束のように抱かれてみたく
●この本は、フリーランスとしてではなく、『花時間』編集者時代に手がけたもの。俵万智さんと稲越功一さんに3年間続けていただいた連載を単行本にまとめるにあたり、連載担当者だった私が、単行本の編集も担当させていただきました。当時、社内の営業部からは「短歌の本なんて売れない」…などと言われたのですが、いい本を作って、書店さんやたくさんの方に知ってもらえるようになれば、きっと売れるはず…と信じて作った本でした。著者お二方はもちろん、デザイナーさんや、多くの方の協力で美しい本に仕上がり、短期間の間に六刷まで増刷することができました。私にとっては初めての単行本編集でもあり、イギリスに来る時にもちゃんと鞄の中にいれてきたほど大切な、思い出深い1冊です。現在は角川文庫にも入っています。

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