ラッパ水仙の季節(Daffodils – I Wandered Lonely as a Cloud)

今週の月曜日は珍しく朝からお日さまが照り、
まるで春のような陽気だね、と
周りの人たちと言い合っていましたが、
今日はまたどんよりと曇り空。そしてちょっと冷える。

本格的な春を待ちわびるこの時期に
必ず飾っているのが、
この黄色いラッパ水仙。

ようやく春のきざしを感じるようになったかな、
という頃、イギリスのスーパーの店頭には
この花が安価で束売りにされ
人々は一束、また一束と
買い物かごに入れていきます。

わたしもその一人。

香りのある花が大好きなわたしにとっては
ラッパ水仙の放つ甘やかな匂いが
日を追うにつれどんどん濃厚になっていくのも魅力です。

でも、なにより、この鮮やかな色の花を
見つけると、
「もう少しで春がやってくる」と
どんよりしたグレイの空も
我慢できるようになるのです。

ワーズ・ワースの‘I Wandered Lonely as a Cloud’という詩に
出てくる‘Daffodils’というのが
この黄色いラッパ水仙だと言われています。

‘Daffodils’は、日本語で書くと「ダフォディルズ」というのが
発音に近いと思うのですが、
この単語、わたしにとっては発音するのが
とても難しい。

もうずいぶん前、夫に聞いてもらって
何度も何度も発音練習をしたのを
思い出します。
(実は今も完璧かどうか
ちょっと自信はないですが、
夫以外のネイティブスピーカーにも
通じているので、ある程度近い発音はできているのでしょう。笑)

この季節、
あちこちのお家で、リビングの窓辺にこの花を
飾っているのに気がつきます。

それを見ると、
ああ、この家の人も
春を待ちわびていたんだな、って
なんとなく親近感がわいてきます。

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