Joy Divisionのボーカルだった
Ian Curtisを描いた映画『CONTROL』。
洋楽にはとんと疎いわたし(聞いたことがある音楽でも
アーティストの名前やタイトルをまったく覚えられない)なので
実は
Joy Divisionのことも、
部屋で時々彼らのCDがかかっていても
それが彼らの曲だとは
気づかずにいる…というような具合だったのですが。。。
この映画、見終わったあと
こころを身体ごと、どっかへ持っていかれた…という
感じがしました。
Ian Curtisは23歳で自殺をしたということで
映画のエンディングは
彼のことをほとんど知らないわたしですら
予想できるものだけに、
どういう映画になっているのだろう。。と
思っていたのですが。。。。。
主演の二人、Sam RileyとSamantha Morton…
せつない、やるせない、美しい。。。
(主演のSam Rileyは
この映画で共演したIanの愛人役のドイツ人女優さんと
恋に落ち、今は彼女とベルリンに住んでいるそう。
共演者同士が恋に落ちる…って
「おきまりのパターン」とはいえ、
納得できます。。だって、この映画の中の
Sam Riley、ほんとうにチャーミングでセクシー。。)
「重い」といえば重い映画かもしれませんが、
ところどころに「くすっ」と笑える場面も。
そして、重いエンディングでありながら
なぜか、映画館を出たあとは
晴れやかな、勇気づけられたような気分になった
不思議な感覚。
Joy Divisionの写真を撮影していた
写真家のAnton Corbijnが監督というだけあって
全編モノトーンの映像は、
1シーン、1シーンが
スチール写真として額に入れて飾ってみたいような空気感。
カーペットの柄や
ソファ、ライト、マグカップなど、
インテリアやファッションも
ひとつひとつが丁寧に描かれています。
(映画に使われたIanの家は
当時、実際に彼が住んでいた建物だそう。)
。。。ということで
映画を見て来て以来、何度も部屋で
“Love Will Tear Us Apart”を聴いているわたしです。
日本での映画公開は未定のようですが
イギリスでは10月5日から公開されています。
映画のオフィシャルサイトもカッコいいですよ。
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