映画『博士と彼女のセオリー』(The Theory of Everything)

by Mami on 2月 22, 2015

最近、なかなか映画館に足を運ぶチャンスがなく、
映画というと、
たいていはレンタルしたブルー・レイでみることが多いのですが、
BAFTA(英国アカデミー賞)の授賞式の様子をBBC iPlayerで見て、
どうしても映画館のスクリーンで見たくなり
先週、『博士と彼女のセオリー』(The Theory of Everything)を
見てきました。

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映画は、スティーブン・ホーキング博士の
最初の奥さんであるジェーン・ホーキングさんによる
著書 ‘Travelling to Infinity: My Life with Stephen’を
元に作られています。

1963年にパーティで出会った二人は
ホーキング博士がALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病で
余命2年と宣告されたにもかかわらず(したからこそ?)
結婚をします。
そのとき、ジェーンはまだ21歳でした。

その後、病状の進行により、
松葉杖、車椅子での生活を余儀なくされた博士の
生活のすべてをケアし、
その上、二人の間に授かった三人の子どもも同時に
育てたジェーン。

その苦労がいかばかりだったかは
映画の中のそれぞれのシーンから想像がつくものがあるとはいえ、
やっぱり、その状況になったことのある人にしか
わかりえないほどの
大変さだったのであろう、と
映画の美しい映像を見ながら
考えずにはいられませんでした。

最初に映画にしたいという話をもちかけられたときには
まったくその気がなかったというジェーンですが、
今回、映画化をした「ワーキング・タイトル」の
プランを見て、「よい映画になるに違いない」と
確信し、了承したとのこと。

「障がい者を支える家族やケアをする人たちの
大変さを伝えること」も
本を書いた理由のひとつだと
インタビューで答えていた彼女。

映画は、冒頭のケンブリッジの街並や
二人の出会い、パーティでの花火シーンなど
美しい映像から始まり、
一貫してその映像の美しさ、
主演の二人のチャーミングさが
印象に残ります。

映画が美しく、力強いものであったからこそ、
ぜひとも、
原作も読んでみたい、と思いました。
そこには映画ではダイレクトには描かれていなかった
二人の感情のやりとり(怒りや恐れ、悲しみ)が
もっと細かく記されているのではないかと思うのです。

ところで、
BAFTAでは、英国作品賞、脚色賞のほか
主演のエディ・レッドメインが
主演男優賞を獲得。

たしかに彼の演技は素晴らしく、
ホーキング博士のチャーミングさはもとより、
病が進行していく際のジレンマ、憤り、
プライドなど、
さまざまな感情を、
松葉杖、そして車椅子と
動きが限られていく経過のなかで
細やかに表現していました。

今や世界中で大人気のエディ・レッドメインについては、
映画‘My Week with Marilyn(マリリン 7日間の恋)’を
見た時に、「キュートで人気がでそうな俳優さんだな」と
思った覚えがあるのですが、
ここまで人気者になるとは!

個人的には
第一次世界大戦時を舞台にした恋愛小説‘Birdsong’
BBCがドラマにしたときのStephen Wraysfordの役が
印象に残っています。

悲恋を経験した青年の感情を、台詞というよりはその表情で
見事に表現していて、好きだったのですが、
日本ではあまり知られていない作品かもしれませんね。

そういえば、ちょうど、今日(22日)
アカデミー賞授賞式ですね〜。

BAFTAに続いて
エディ・レッドメインの主演男優賞授賞、なるでしょうか?

BAFTAの授賞式にはホーキング博士も登場していましたが
さすがにアメリカまでは行ってないかな?

いずれにしてもこの映画、
ブルー・レイにて英語字幕付きで
再度ゆっくり見直したいと思います(って、結局ブルー・レイで
見るんじゃん。笑)。

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